こんにちは
現在の年号は令和ですね。
しかし日本には未だに「昭和」以前の時間が流れている場所があったようです。
お茶出し専門の女性職員廃止 埼玉県議会
自分のお茶は自分で――。埼玉県議会の常任委員会などで、女性職員らが委員の県議にお茶を出す慣例が廃止されることになった。この慣例のために県は、お茶出しだけを担当する臨時職員の女性を7人雇っていた。経費削減などの理由から、自民党県議団が13日の会派代表者会議で提案し、他会派も同意した。
2月20日付朝日新聞デジタルより引用
記事によると、お茶出し専門の職員は日雇い。
8つある常任委員会と特別委員会にて。委員(議員)と県部長にお茶出し。
人件費は2018年度で約37万円、7人雇っているので1人あたり年収5万円ちょっと。
なぜ令和の時代にまでこんなのが残っていたかな
正直、見出しが全てです。
なぜこんな昭和の香り漂う「お茶出しする女性」とやらが生き残っていたのでしょうか。
といいつつ、公務員の職場では平成の時代でも「お茶出し」が残っていました。
私は入省1年目、職場の「お茶出し当番」させられていましたから。
なぜか新人の仕事の中に、朝の「お茶出し」が入っていたのですよ。
課内の役付き職員全員分のコーヒーお茶を用意して持っていくという。
さすがに私が入って数年後にはそんな慣習は無くなりましたね。
飲みたきゃ自分で用意しろという、非常に合理的なものに。
お客が来たとき用にお茶っ葉とかは常備していましたが。
埼玉県議会の話に戻すと。
新聞の記事では「お茶出しする女性」と性別を強調した書きぶりで、ネットの反応をみてもそれに引きづられてコメントするフェミなどのおなじみの光景が見られました。
でもこれの件は女性がどうとかあまり関係ないですよ。
よく記事を見ると、一人当たりの年間収入は5万円ちょっと。
議会が開催されているときだけの日雇いのようですから、募集しても男性の応募はないでしょう。
近所でパートしているような方がお小遣い稼ぎでやっていたのではないでしょうか。
これを税金の無駄遣いと切って捨てるのは簡単です。
でも良く考えると、一種の貧困対策事業と言えるのかも。
低所得の方向けに仕事を作り出して税金で補助するといった形の。
これを無くすとそれだけ税金を節約できますが、いままで働いていた方々の収入が減るわけで、彼女らは収入を補おうと思ったらその分他の場所で働かないといけません。
セミリタイア後はお茶出しのような仕事をしたい
まあお茶出しだけで給料を貰っていたら、納税者から見たらふざけるなって感じでしょうか。
でもセミリタイアラーから見たら最高のお仕事ですね。
仕事をするのは何ヶ月かに1回の議会開催時のみ、仕事はお茶出しだけなんて、私が代わってやりたいくらいです。
セミリタイアしている方は、こういった給料が安くて良いから簡単な仕事をやりたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
というか、国や自治体は失業者向けとしてこういう簡単な仕事をたくさん作って欲しいですね。
そしたら福祉のお金も少しは減らせるんじゃないかな。
ではまた。
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