48歳からのセミリタイア日記

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大病院の受診負担がさらに増える

 

こんにちは

 

皆さんは病院にかかるとき、何処にいきますか。

近所の小さな診療所?大きな病院?

大きな病院の方が専門的な検査とかやってくれて安心感が違いますが、政府は大病院を受診したときの負担を増やす方向のようです。

 

 

大病院受診負担 紹介状無しでさらに数千円上乗せへ 

www.nikkei.com

政府は200以上のベッド(病床)がある病院を対象に紹介状がない患者が受診した際に一定額を上乗せする制度を導入する方針だ。患者が3割の窓口負担とは別に5千円以上を負担する現行制度に数千円を上乗せし、公的医療保険の給付を減らす仕組みを設ける。

12月13日付日本経済新聞より引用

もともと大病院を紹介状なしに受診すると、初診料に加算して5000円以上を負担する仕組みがあります。

今回の政府の変更方針としては、

  • 大病院の定義を病床数400以上200以上に変更
  • 紹介状なしの受診での加算額を現行よりも1000~3000円増やす

というものです。

この変更がなされると、今までは加算が無かった中堅クラスの病院でも負担が増えますし、加算額自体が5000円から8000円程度まで増えることになります。

 

かかりつけ医って言ってもなあ

みなさん、「かかりつけ医」っていますか?

私は定期的に通院しているクリニックがありますけど、かかりつけ医とは呼べない気がします。

だってかかりつけ医って何でも相談できるお医者さんのことではないですか。

ところが、日本のお医者さんって専門科がかなり細分化していて、自分の専門領域のこと以外はわからないと言って診察してくれないでしょ。

だから高齢者になるといくつものクリニックを掛け持ち受診していたりします。

ヨーロッパの方では、最初に受診するのは何でも診てくれる地域の診療所だったりします。

日本もそうならないですかね。

じゃないと、例えば自分がかかりつけとなっているクリニックが「整形外科」とかだと、それ以外の疾患ではかかりつけ医に診てもらえないということになりかねません。

 

 

 

私はいきなり大病院へ行く

現在でもそれなりの規模の病院へ紹介状無しで掛かると、5000円以上の追加料金を取られます。

でも私は風邪とか以外だったら最初から大病院へ行こうと思っています。

なぜなら、地域のクリニック経由で大病院に掛かるとそれなりの時間とお金が掛かりますが、いきなり大病院だとそれらの手間が省けるからです。

数年前のことですが、ある症状で耳鼻科に掛かり、原因がわからないとのことで紹介状を書いてもらって大病院に掛かりました。

そのときに最初に掛かったクリニックと大病院と、同じ検査を2回受けさせられました。

また紹介状もタダではありません。

最初のクリニックの初診料、検査料、紹介状料でそれなりのお金が掛かりました。

それを考えると、追加料金を払ってでも最初から大病院に行った方が1回で済むから手間がかからないじゃんと痛感しました。

今回の変更が決まると8000円以上追加されるかもしれませんが、私は1万円までなら追加料金を払ってでもいきなり大病院を選択します。

 

大病院への患者集中を緩和するためには

私と同じような考え方で大病院に行く方もいるのではないでしょうか。

政府の思惑通り大病院から地域のクリニックへ患者を誘導したいならば、

  • 地域のクリニックの専門科を整理する
  • 紹介状の費用を無料、または現行より大幅に引き下げる
  • 紹介状に検査結果をきちんと記録する

くらいは早急にやらないといけません。

まず、地域のクリニックの専門科が細分化し過ぎです。

内科、外科、整形外科、脳神経外科、耳鼻科、皮膚科、眼科、泌尿器科、etc

かかりつけ医を本格的に普及させたいならば、「何でも診る科」を地域の誰でもアクセスできる程度の数配置する必要があるでしょう。

 

紹介状ですが、正式名称を「診療情報提供書」と言います。

保険点数は250点。

3割負担だと、紹介状だけで750円かかります。

もっと安くしてくれませんかねえ。

そしてそれなりの費用を取るならば、重複検査を無くすためにもっと記載内容を充実させて欲しいです。

紹介状を持って行ったのに大病院で同じ検査をまた受けさせられた時、最初の医者での検査はなんだったんだろうと思いましたわ。

 

医療保険の公費負担を少しでも抑える必要があるのはわかりますが、非効率なやり方を改善してからではないでしょうか。

厚労省のみなさま、よろしくお願いします。

 

ではまた。

 

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