48歳からのセミリタイア日記

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損保業界もついに人減らしへ 畑違いの業界へ配置転換

 

こんにちは

 

世間では45歳以上は希望退職募集とか人減らしの話ばかりです。

そのなかで業績が安定していると思われていた損害保険業界にも人減らしの動きが出てきました。

 

 

大手損保4000人削減 介護分野などに配転

www.jiji.com

損害保険ジャパン日本興亜が2020年度末までに、従業員数を17年度比で4000人程度減らす方針であることが24日、分かった。全体の約15%に相当する。ITを活用し、業務の効率化を進める。余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換し、新卒採用も抑える。希望退職者の募集は予定していない。

6月24日付時事ドットコムより引用

 

 

 

今話題の45歳以上希望退職募集ではなかった 

ついに大手損保が人減らしするんですね。

記事タイトルだけ見たときには、45歳以上の希望退職募集かと思ってしまいました。

今回は希望退職の募集は予定していないようです。

希望退職はそれに伴って割増退職金を支払うことがセットになりますから、会社としても多大な経費がかかります。

今回の会社は新卒採用を抑えるようですが、それとともに目新しい方策を打ち出してきました。

 

介護業界に配置転換 

なんと全体の約15%、約4000人を介護を手がけるグループ企業に配置転換するようです。

損保会社が介護事業に参入していたんですね。

会社の公式HPを見たところ、介護・ヘルスケア事業として掲載されていました。

なんと売上高は業界第2位、約1200億円の売り上げがあるようです。

 

介護業界は人手不足と言われています。

会社内で余剰となった人材を、人が足りないグループ企業に回す。

企業のとっては人材の有効活用となるナイスアイデアです。

 

会社全体の6人に1人が配置転換の対象となります。

どうやって選別するんでしょう。

年齢ですかね。

 

大半が退職への道を選びそう 

損保事業から畑違いの介護事業への配置転換。

厳しいですね。

この会社の社員は、まさか自分が介護の仕事をやることになるとは思っていない人がほとんどじゃないでしょうか。 

 

特に損保業界は給料が高いです。

20代のころ、今も業界1位の某損保で働いているお嬢様方と合コンしたことがあります。

ちょうどボーナス時期だったこともあり、話は各々の貰ったボーナス額に。

私含めた公務員のボーナス額を聞いて、損保のお嬢様方は鼻で笑ってくれました。

あまりにもお嬢様方と私たちのボーナス額に差があったようです。

安月給の男には興味が失せたのか、次は無かったですねえ。(悲)

それ以来、損保は高給取りの業界なんだなあという印象があります。

 

逆に介護業界は給料が低くて大変と言われています。

肉体労働の強度は高めなのに低賃金と聞きます。

 

今までの経験は通用せず、肉体的にもきつい、更には給料が下がる。

これではモチベーション上がりませんね。

配置転換された方々はどのくらい残るのでしょう。

会社から辞めろ通告を受けたと感じて自分から辞めていく人が大半になる気がします。

特に男性は辞めていくんじゃないでしょうか。

 

 

 

今後は介護子会社を作って配置転換が流行るかもしれない

今回の損保会社のように、今後は希望退職募集よりも介護事業を手がける子会社への配置転換が企業にとっての人減らし手段になる可能性あるかもです。

 

希望退職させると必要な割増退職金を支払わなくてよくなるというのは、企業側にとって大きいのではないでしょうか。

今はグループ企業に介護事業をやっている会社がなくても新たに設立するという手がありますし。

もしくは介護事業を買収するとか。

あとは派遣会社を子会社で作って余剰人員をそこへ送り、介護事業者に派遣するとか。

 

最近は希望退職を募集するとマスコミに取り上げられたりして企業イメージが悪くなったりしますからね。

経費節減と人材有効活用の両面から、今後は余った人材は介護への流れができそうです。

 

労働者側からみたら厳しい話ですね。

介護業界は低賃金なのにきついということで人が集まらず求人倍率がどんどん上がっています。

そんなところは3Kに決まっているんですから誰も好き好んで行きたくないです。

 

今後は希望退職募集で割増退職金が貰えるならラッキーという時代が来るかも。

個人としては介護業界に飛ばされないように頑張るか、それとも早めに会社を見切ってセミリタイアの準備に励むか、どちらかしかない気がします。

私はもちろんセミリタイアをお勧めしますけど。

 

ではまた。

 

6月26日追記 介護会社をこのために買収?

記事作成後ですが、少し調べたところわかったことがあるので追記します。

この損保会社の介護部門ですが、介護会社2社を買収し合併して誕生したものです。

買収に計800億円ほど費やしていますが、今回4000人を削減するのに希望退職を募集して割増退職金を仮に一人1000万円払うとすると400億円かかります。

つまり買収費用の半分は退職金を浮かせたお金で賄えるということです。

配置転換された社員が自主退職すれば、更に退職金引当金を浮かせることができそう。

それにしても連結で社員数24000人のところに素人4000人送りつけるなんて、結構鬼畜な会社ですね、この損保は。

はじめからこのリストラに利用する目的で買収したのだとしたら、これを考えた人は相当な策士です。

 

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