こんにちは
私はセミリタイアした元公務員。
本当は50歳くらいを目途にセミリタイアしようと思っていた。
しかし実際には48歳でセミリタイア。
なぜ2年セミリタイアが早まったのか。
その原因のひとつに上司からのパワハラによる心身の不調がある。
だから、世間でパワハラが問題になると無関心ではいられない。
暴言の明石市長 これまでもたびたび“舌禍騒動”
道路の拡幅工事を巡り、土地建物の立ち退き交渉を担当した職員に「火付けてこい」などと暴言を浴びせ、29日に謝罪会見を開いた兵庫県明石市の泉房穂市長(55)は、これまでも“舌禍騒動”を度々起こしていた。環境保護イベントを巡って暴言を吐いて謝罪したり、東播磨地域を自虐的にPRする兵庫県の動画に猛抗議したり、感情的な言動が目立ち、資質を問う声が上がっている。
市職員に暴言を吐いた明石市長。
(2月2日付で辞職したようなので以後は前市長と表記する)
過去にも様々な舌禍騒動を引き起こしているようだ。
前明石市長は「パワハラ体質」
前明石市長は今回問題になっている前から、様々な問題を起こしているようだ。
それも感情的に暴言を吐いたりしていることが複数回。
つまり、もともとこの前市長は自分より立場が下の者に対しては大声で恫喝したりする「パワハラ体質」の持ち主であったということだ。
だいたい今回の問題に対しても、どうして市職員が音声レコーダーを前市長との場に持ち込んでいたかということを考えたほうが良い。
明石市の職員は、この前市長から毎日にように様々な案件で暴言を受けていたのではないか。
防衛のために音声レコーダーを持ち込んだら、「たまたま」今回の騒動になった暴言を録音できただけなのでは。
つまり前市長にとっては、暴言を吐くことは特別なことでも何でもなく通常運転だということ。
だから記者会見でも「記憶にない」なんて発言が出たのだろう。
記事中でも市職員の意見として、
「(前市長は)自分の思い通りにならないと、声を荒らげ、叱責された職員も多い。」
というのが紹介されていた。
前明石市長の暴言 擁護の声も
最初の報道から数日後に前市長の暴言の全貌が明らかになった。
暴言の原因が幹部の仕事の遅れなどにあるとわかってきて以来、市民やネットの間では前市長を擁護する声があるようだ。
曰く、
「サボっていた役人が悪いよ」
「熱い市長なんやなぁって分かるな」
というもの。
いかなる理由があっても擁護できるパワハラ発言などない
さきほど擁護意見を紹介した。
私はこれに真っ向から反論する。
擁護意見は前市長の思いとパワハラ行為をリンクさせている。
だけどね。
なんて区別はない。
擁護している連中は暴言の肉声テープを聞いたうえでの発言なのだろうか。
私はこれを聞いたときに、自分がその場で罵声を浴びているかのような衝撃を受けたぞ。
この場に私がいたら、震えが止まらないだろう。
場合によってはその場で卒倒したかもしれない。
たとえこの前市長の発言が市民を思う熱い気持ちから出たものとしてもだ。
思いは思い。
それはそれ。
熱い思いがあればパワハラをしていいはずがない。
両者の間に因果関係を結びつけてはいけないのだ。
本人の思いと結果としてのパワハラは切り離し、パワハラについて冷徹に処断しなければならない。
日本に巣食うパワハラ土壌
日本って昔からこんな言葉があるよね。
熱血指導、とか、愛のむち、とか。
でもパワハラに走る輩は、単にそいつの能力不足だから。
能力が足りないので説得力ある言葉で説諭することができない。
理性より感情を優先する。
だから大声で暴言を吐き、恫喝する。
そういった能力不足、言い換えると無能な上司を持った部下は不幸の極みだ。
最近やっとやっと、パワハラは排除しないといけないということが、世間に少しずつ認知されてきた。
国会議員が秘書に、このハゲー!と暴言を吐いて落選したあたりからかな。
でも未だにこの手の「パワハラ事案」は出てくるし今後も出てくるのだろうね。
パワハラ野郎が一人残らず絶滅するまでは、この手の事案が世間を賑やかすのだろうか。
パワハラは法的に処罰できるように法制化できないものかな。
そうでもないと、ともすれば「本人の熱い思いが」とか擁護するような空気が出てくる日本において、パワハラが無くなることはないなあと悲観的に感じる。
もう私はセミリタイアした身だ。
職場でパワハラを受けることは今後の人生でないだろう。
私は、私以外の働いているすべての方が、パワハラ被害に遭わない日がくることを願ってやまない。
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