こんにちは
札幌市でたくさんの方が負傷された火災が発生した。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げる。
死者がでなかったのは不幸中の幸いだね。
- 新品120本を一斉噴出 スプレーに引火成分 札幌爆発
- 使い古しを処理していたのかと思ったら新品を処理
- 実際には使われていたはずのスプレーが店内に
- 明るみになった不動産仲介業者のブラック体質
- 今後は不動産仲介業者が持ちかけてくる「除菌・消毒」は断ろう
新品120本を一斉噴出 スプレーに引火成分 札幌爆発
札幌市豊平区で42人が負傷した爆発火災で、発生元とみられる不動産仲介業者の従業員が新品のスプレー120本を廃棄するため、店内で一斉に噴射していたことが18日、分かった。運営会社側が記者会見して明らかにした。スプレーは1本200ミリリットル入りで、引火性の高い成分が含まれていた。
記事によると、爆発火災の原因は不動産仲介業者の従業員が店内で新品のスプレー120本を噴射したあと湯沸かし器を点火したしたためらしい。
使い古しを処理していたのかと思ったら新品を処理
私は最初にこのニュースを聞いたときに、使い古しのスプレーを処理していたのかと思っていた。
使い古しでも120本も処理したらガスがそれなりに出るのか、勉強になるなあと。
ところが、今回の記事を見ると新品のスプレー。
不動産屋の店内がどのくらい広いのか知らないが、一気に新品120本も噴霧したらそりゃ可燃性ガスが充満するよ。
スプレーには、成分を噴霧するためにLPGガスを封入していることが多い。
このガスは別名プロパンガス。
当然可燃性だ。
子供のころ、殺虫スプレーを使って火炎放射器とかいって遊んでいたなあ。
良い子は真似をしてはだめだぞ。
この従業員、どんな下っ端よ、と思ったらどうも店長らしい。
店長ならちょっとは頭を働かせたらどうよ。
というか、店内の空気が白く濁るくらいスプレーを吹きまくって、自分の健康に害があると思わなかったのかね、この店長。
実際には使われていたはずのスプレーが店内に
今回なぜスプレーを廃棄処理していたかということだね。
本来はその120本は使用されていなければならなかったはず。
〇パマンは賃貸物件の入居前に、有料オプションとして除菌消臭作業を行うようだ。
その際にはこういったスプレーで作業する。
だが、この店では120本ものスプレーを本来の用途に使うことなく廃棄しようとした。
たぶんこの120本は帳簿上は料金を取って使用したことになっているはず。
つまり、もしかしたら120人ほどが、何も作業していないのに除菌消臭したと騙されてお金を払っている可能性がある。
これは詐欺ではないのだろうか。
明るみになった不動産仲介業者のブラック体質
ツイッターによくまとめられているものがあったので紹介する。
ブラックな実態が一気に露呈
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2018年12月19日
・消臭抗菌代2万円徴収⇒スプレーするだけ
・料金徴収だけでスプレーすらしないことも
・仕入本数が多いと表彰⇒未使用スプレーを使ったことにする隠蔽工作を日曜夜に実施⇒爆発
・事務所は消防法違反で行政指導12回
・負傷入院中の社員を2週間後に出勤させて事情聴取予定 pic.twitter.com/YMtWPnPUIQ
この会社は空前絶後のブラックっぷり。
だが不動産業界では珍しいことではないのかもしれない。
みなさんは不動産仲介業者を通して賃貸を借りたことはあるだろうか。
私は何回も利用している。
大手から個人営業の零細業者までいろいろだ。
最近は、今回問題になった〇パマンとか、〇イブルとかの大手チェーン店が全国どこにでもあるからどうしてもそちら経由になることが多い。
こういう大手チェーン店は、仲介手数料半月分とかの割安料金をアピールしてくるので一見お得そう。
だが結構いろいろなところで客からお金をふんだくろうと企んでいる。
例えば今回問題になったスプレー。
これは賃貸を借りるときに、仲介業者が賃借人からお金を巻き上げる飯の種なんだ。
賃貸を契約するときに、今回問題になった〇パマンは消臭抗菌料として1~2万円を賃借人に請求していたとのこと。
この手の費用はあくまで有料オプションなのだが、なかば強制的に料金が上乗せされることも多い。
私のケースだと、過去に2回ほど〇イブルに「消毒」名目で請求された。
1度目は自分でバルサンを焚くからと断って事なきを得た。
2度目の時には「大家が消毒するようにと言っている」と私が断っているのに消毒料を強制的にオンされた。
料金は2万円強。
なかなかのお値段だ。
部屋に入居したときに、何月何日に消毒しましたという紙切れが部屋にあったが実際に行われたのかはわからない。
匂いもしなかったし。
この料金は不動産屋の懐に入ったのだろう。
そして今回の札幌のケースのように料金だけ取って実際には何もしなかった可能性もある。
不動産仲介業者って、表面的には仲介手数料を割り引くとか甘いことを言って客を集めておいて、様々な名目でお金を巻き上げようとしてくる。
まったくもって、銭ゲバどもの集団だ。
今後は不動産仲介業者が持ちかけてくる「除菌・消毒」は断ろう
今回の事件で明るみになったように、不動産仲介業者というのは超ブラックだ。
もし賃貸を借りるときに「除菌・消毒」の有料オプションを持ちかけられたら断固として断ったほうが良い。
強制だというなら、なぜ強制なのかと強く出るか、業者を変えたほうがよいかも。
今回のように実際は料金だけ取って何にもしていなかったりされてもわからないし。
実際に作業していたとしても、自分でバルサン焚くのと大して変わらない。
どうせ業者が作業してもそんなに強力な薬剤は使ってないぞ。
会社の防疫作業だと、対毒ガス装備かというくらいの重装備をした専門業者がやるけど、アパートやマンションで周囲の部屋に影響があるような薬剤撒くわけない。
自分で作業するとしても。部屋の鍵をもらい部屋に荷物を搬入する前のタイミングでバルサンを焚けば手間もかからない。
今後は業者から強要されても、
「札幌の〇パマンみたいにズルされても困るので自分でします。消毒代は払いません。」
と堂々と言えるようになるね。
これでまたひとつ世の中の悪い慣習が正されるかもしれない。
ではまた。
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