こんにちは
キャッシュレス社会を目指そうとかいわれている昨今。
お札が本物か偽物かとかあまり考えたことがない。
以前は偽札事件が定期的に起こっていたが、最近あまり聞かない。
ところが、旧一万円札の偽札事件が久々に話題になった。
「聖徳太子」の偽一万円札 見破れますか?
聖徳太子が描かれた旧1万円札の偽札を飲食店で使った疑いで、81歳の男が警視庁に逮捕された。1986年に発行が停止された同紙幣は現在も使えるが、日常生活で触れることはめったにない。店員は見慣れないデザインのお札をつい受け取ってしまったが、あなたは見破れるだろうか。
男の逮捕容疑は9月上旬、東京駅構内のコーヒー店とファストフード店で偽の1万円札を各1枚使った疑い。8月以降、都内の飲食店やスーツ販売店など17店でよく似た偽札が計23枚見つかっており、同庁捜査2課はいずれも同じ男が使ったとみている。
今時、聖徳太子の一万円札ってほとんど目にしないから、客から差し出されたらよくよく確認しないといけないってことだね。
あー、これ書いててこの6月にタイに行ったときのこと思い出した。
17年前にタイに行ったときに500バーツを5枚持ち帰っていて、タイでは古いお札も使用可能と聞いたから使ってみたんだよね。
17年の間に2回も紙幣の券面が変わっているから旧々札という。
受け取り拒否こそされなかったけど、すかしをまじまじとチェックしたり、これどうしたのと聞かれたり、いろいろと面倒だったなあ。
旧一万円札ってどんなのだったかな
20代以下の方は聖徳太子の描かれた旧一万円札とかほとんど見たことないよね。
日本銀行のHPには次のとおり見本を掲載している。
日本銀行HPより引用
この人物像も本人のものかわからないといういわくつきのものだ。
私が子供のころには教科書に載っていたが今はどうなのだろう。
今の一万円札は福沢諭吉
現在の一万円札に採用されているのは福沢諭吉。
天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず
という言葉で有名な「学問のすゝめ」を書いた人。
今の慶應義塾の創設者でもあるね。
昔の一万円札は今の紙幣と比べて偽造が容易
今の紙幣っていろいろな偽造防止技術が用いられている。
日の光に透かすと人物像が浮き出てくる「すかし」はもちろんのこと、ホログラム技術や手で触るとでこぼこで紙幣の種類がわかったり。
それに比べると旧一万円札は偽造が容易らしい。
ホログラムとかは使われていないからね。
私たちは「すかし」を見たりするが、最近の偽札は「すかし」が入っているものも多いらしい。
今回の偽札も一部すかしが入っていたらしいし。
本当なら、旧一万円札は使用できないとしたほうがいいんだろうね。
銀行で交換可能にして、持ち込まれたお札は銀行できっちり真贋判定すれば良い。
旧札を利用可能にしていると今後も同様な事件が起こると思う。
聖徳太子のほうが福沢諭吉よりお札向きでは?
個人的な考えなのだが、一万円札の人物像を聖徳太子に戻してはどうかと思っている。
福沢諭吉が日本の最高額面紙幣の顔としてふさわしいかどうか考えてみると、どうもそうは思えない。
聖徳太子のほうがなんか威厳があるような感じ。
実在の人物ではないかもしれないけど。
福沢諭吉って何やった人かと聞かれても、「学問のすゝめ」を書いた慶応義塾の創設者としか思い浮かばないもの。
聖徳太子って「十七条の憲法」や「冠位十二階」を制定したと言われている。
今の中国、当時の国名は隋に遣隋使を送ったとも言われているよね。
業績としてはまことに多大。
こういった人が紙幣にふさわしいと思うんだけどな。
一度使っているからだめなのかな。
次の一万円札はぜひ聖徳太子の復活を希望したい。
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