48歳からのセミリタイア日記

48歳でFIRE達成!! 国家公務員を辞めてただいまセミリタイア生活を満喫中です。生活、資産運用、旅行、その他いろいろ。

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とんかつ屋の悲劇って知ってますか

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こんにちは

 

みなさんの好きな食べ物って何?

私が好きな食べ物はいろいろある。

前に記事にしたうなぎの蒲焼とか、あとは焼肉とか。

洋食系で好きなものはとんかつ

とんかつ専門店だけでなく、洋食と書いているレストランや食堂で食べるとんかつ定食は最高だね。

 

ただ、ネットを見ていると、とんかつ屋の悲劇というインパクトのある言葉が目に飛び込んできた。

 

 

とんかつ屋の悲劇 行列ができる店がなぜ廃業するのか

ここ数年で東京都内の人気とんかつ店が次々と廃業しているらしい。

それらの店は外食産業がよくやるようなチェーン店ではなく、長年人気店として繁盛し開店前から行列ができるといったような店だということである。

普通なら1000~1500円するような立派なとんかつ定食が600円から800円で食べられるようなお店らしい。

そういった人気とんかつ店が次々と廃業しているようだ。

 

こういったお店はグルメ番組なんかでもコスパの高いお店として紹介されたりする。

そしてまた行列が長くなるといった按配だね。

でもなぜこういった人気店が安い価格でとんかつ定食を提供できるのだろうか。

 

それらの店に共通した条件として、

すでに減価償却の終わった古い設備

ローンを払い終えた自社店舗

そして年金を貰いながら夫婦で切り盛りしていること

が挙げられる。

つまり、老夫婦が年金を貰いながら減価償却が終わりローンの負担もない古い店舗で営業しているから、赤字ぎりぎりの安い価格でとんかつを提供できていると。

 

この老夫婦がやっていけている間は問題ないものの、さてこの老夫婦が年齢その他さまざまな事情で引退するか、となったときにそのままではとても若い現役世代では生活できるだけの収入を得られない。

また外食企業にしても、そんな安い価格で質を保ったまま料理を提供できない上に、設備更新をしないと営業も続けられないということでは、いくら有名でものれん代まで出して買収する価値がないそうだ。

 

かつて東京に行ったときにその手のとんかつ屋で食べたことがある

そう言われてみれば、かなり以前東京にいったときにそういった感じのこじんまりとしたとんかつ屋で、おいしいとんかつ定食を食べたことがある。

東京に行ったときに、現地に住んでいる友人がとんかつでも食べに行こうと連れて行ってくれたのだ。

正確な場所は忘れたが、早稲田大学の近くだったような気がする。

リーズナブルな値段なのに、分厚いとんかつと大量のキャベツが盛られたお皿が出てきて、東京なのにこんな値段でこんなのが食べられるんだって感動した覚えがある。

 

年金で生活費の何割か補填できている、つまり商売するうえで補助金となっているから、昔から値上げしていなくても何とかなるという老夫婦の飲食店は多いかもしれないね。

中華料理店とか。

ラーメン屋も多いかもしれない。

 

でもいざ世代交代して若い人たちが営業を受け継ごうとしたとき、年金による生活費の補助がない以上、値上げするか質を落とすかしないとやっていけない。

そしてそうやってしまうと、今までの売りだった格安さが無くなり、お客が離れていってしまってジエンドとなる。

 

私自身は、普段の外食でもそういった老夫婦がやっているような小さな食堂で食べることが多いのだが、今まではコスパが良いしおいしいしということだけで通い詰めていたけど、これを機に社会問題として考えたほうがいいな。

もし若い経営者だったら、いつも食べている値段でこの内容は出せないだろうなと思うもの。

いわば、私は当然払うべき適正なコストを払っていないということかな。

 

 

 

とんかつ屋だけの問題ではない

この手の問題はとんかつ屋だけではないらしい。

今は高齢者でも働きなさいっていってる時代だからね。

65歳過ぎても働いている人はいっぱいいそう。

 

とんかつ屋以外の例として、製造業でも趣味で続けているような高齢者がありえない価格で受注したりするそうだ。

それも年金が補助金代わりになっているということだね。

 

それで高齢者本人は満足かもしれないけど、周りで仕事している現役世代の同業者はたまったものではないね。

つまり高齢者が若い世代の仕事を奪っているということだ。

  

こういう高齢者が退場しないうちは若手現役世代がコスト面で勝てないなんだよなあ。

だから高齢者の参入が難しいIT系に若手人材が流れてしまうというのもあると思う。

 

飲食店のオヤジなんかは飯を客に食べさせるのが自分の生きがいで再三度外視だって人もいるけど、生活幸福度は果たしてどうなんだろうね。

まだ身体が動く間に早めに引退して好きなことやったほうがいいと思うんだけど。

 

そして社会全体で考えてもこの流れはよろしくないと思うなあ。

ある産業にいつまでも古い人がゲタをはかせてもらって居座り、若者は競争に負けるからどんどん去る、そしてそのうち古い人が寿命でいなくなるけど、そのころには若者もいなくなっていて戻ってこないからその産業は空洞になってしまうとか。

 

セミリタイア生活者は対極

これから考えると、セミリタイアラーはこの手の高齢者と対極だな。

問題になっているケースで働いている高齢者は、決して本人はがつがつ働いているつもりはないのだろうが、もう年金を貰って悠々自適に生活できる年齢に達しても身体が動く限り働いている。

いっぽうセミリタイアラーは早々と正社員の職を若い人に譲り、自分は非正規労働や投資で生活費を補填しながら悠々と生活する。

 

どちらが正解でどちらが不正解というのはないと思うのだが、少なくともセミリタイアラーは結果的に後身に席を譲っているという点で若者に貢献しているかもしれない。

 

ここまで読んでくださった皆様はどう思いますか?

ご意見はコメント欄によろしく。

  

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