48歳からのセミリタイア日記

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高校野球甲子園決勝戦に見た 自己犠牲を強要する日本社会

 

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※あらかじめ申し上げておきますが、本日の記事はテレビでなくネットから収集した情報を元に製作しております。ソース(根拠)が不明な情報もあります。間違い等あれば、ブログコメントなりツイッターなりで教えていただけますと助かります。

 

こんにちは

 

21日に高校野球の甲子園決勝戦があったようだね。

我が部屋にはテレビがないからリアルで見れないのだよ。

だが、ネットの世界で大変に盛り上がっていた。

特に決勝戦の前後。

何か感動したみたいな言葉がツイッターに流れまくっていたね。

 

感動したで終わればよいのだが、気になって少し調べていたら案の定、日本社会の歪んだ構造が浮かび上がってきた。

あまりスポーツの世界を社会問題に当てはめたくないのだが、今年はスポーツの問題がいろいろと出てきた年でもあるのであえて問題提起させていただきたい。

  

 

今年の甲子園決勝戦は盛り上がった

今年の甲子園決勝戦は秋田代表金足農業高校対北大阪代表大阪桐蔭高校

大阪桐蔭は全国から野球がうまい子をかき集め、スーパー野球エリートたちのサロンとなっている私立校チーム。

金足農は地元出身の子たちだけで構成され、高校ナンバーワンとも言われるエースを中心にした公立農業高校チーム。

そりゃ話題性抜群、対照的な両チームだ。

 

おまけに大阪桐蔭は優勝すれば史上初、2度目の春夏連覇

金足農が優勝すれば史上初、東北そして秋田県勢初の優勝。

そりゃ盛り上がるわ。

特に秋田は盛り上がったろうね。

  • JALが決勝戦当日に秋田伊丹間の臨時航空便運行することをその前日に決定、ほぼ座席が埋まる
  • 「平成最後の百姓一揆」というパワーネームがネットで話題に
  • 金足農が予想外の快進撃に遠征費用が不足、寄付を募ると「年貢を納めてくる」とネットで話題に
  • その寄付金振込先に「秋田なまはげ農業共同組合」

うーん、いろいろと話題がありすぎますな。

 

結果はもう周知のとおり、大阪桐蔭が大差で金足農を下して春夏連覇した。

 

金足農のエースは疲労しきっていた

金足農のエース、吉田選手。

甲子園前からその投球は注目されていた選手らしい。

なんでも秋田県大会5試合一人で完投。

甲子園に来ても、準決勝までの5試合全て一人で完投。

準決勝までの投球数749球。

 

準決勝の翌日が決勝だからね。

連投だよ。

日本のプロ野球だと中4日でもきついとか言わないか。

ちなみに準決勝と決勝連投だが、その前も合わせるともっとすごい。

三回戦準々決勝と連投、一日あけて準決勝決勝と連投だ。

つまり5日のうち4日で先発登板し、うち3日で完投しているのだ。

 

そりゃ限界超えるわなあ。

決勝の5回、ついに吉田選手は内野守備のチームメイトに言ったそうだ。

「オレ、もう投げられない」って。

そんな弱音を吐いたのは初めてだって。

チームメイトから監督に話が伝わり6回からピッチャー交代。

だが監督の決断は遅すぎた。

 

本人が決勝戦後のコメントで

「4回あたりから足がいうことを聞かなくなって」

って言っていたようだ。

甲子園ナンバーワン投手が4回から足がいうことを聞かないなんて、野球ど素人の私から見ても連投による疲労以外考えられない。

   

大人の都合で甲子園大会日程は決まる

大会日程を見るといかに窮屈な日程かわかる。

三回戦は2日あるがその翌日が準々決勝。

1日予備日があって準決勝でその翌日が決勝。

三回戦で運がよい4チームは中1日空くが、残りの4チームは連続。

1日あけただけで準決勝と決勝は連続している。

だから金足農みたいに5日で4試合もしないといけなくなってくる。

 

なぜ過密スケジュールなのか。

これ、甲子園球場プロ野球阪神球団が使用している球場ということから来ている。

調べると予備日を入れて18日間キープしているようだね。

その間、阪神は本拠地を離れざるを得ないといわれている。

だからむやみに高校野球の日程を延ばせないということかな?

それって大人の都合だよね。

高校生の体調面を全く考慮していないよね。 

 

準決勝から先は、昼間は甲子園、夜はプロ野球でいいじゃない。

もっと日程にゆとりを持たせましょうよ、甲子園大会関係者さんたち。

それとも高校生に犠牲を強いれば自分たちには関係ないと?

ならば自分たちでその日程で試合をしてみなさいって。

昔やったって?

知らんわ、今やってみろや。

昔とは暑さからして全然違うぞ。

 

監督は暗黙の圧力で高校生に自己犠牲を強要?

金足農には頼りにできる2番手ピッチャーが不在だった。

正確にいうと、ほかにもピッチャーをできる選手はいた。

勝戦、6回以降サードからのコンバートで登板した打川選手だ。

夏の秋田県予選、甲子園を通じて初登板。

だが、誰しも緊張する場面で大阪桐蔭の打撃陣を3回1失点に押さえてみせた。

ネットで見ると、審判が明らかにボール球をストライク判定していたとか、大阪桐蔭のバッターが雰囲気を忖度して長打狙いだったから結果として押さえられただけとか、いろいろと言われているが、記録として残るのは3回1失点というものだ。

 

なんで金足農の監督は打川選手を継投相手としてきちんと育成してこなかったかなあ。

甲子園に来てからは緊迫した試合が続いていたから急には無理だったろうが、県予選から継投していくという手段は無かったのか。

 

それとも監督はお前しかいない、期待していると吉田選手にプレッシャーをかけていたのかな。

一人しかピッチャーを使っていなかったら、高校生には自分から交代させてくださいって言えないわな。

現に準々決勝のときには股関節に異常がでていたという報道もある。

本人が行けると言ったから登板させたと監督が話していたようだが、自分の生徒の体調を考えたらなんとしてでも代わりのピッチャーに投げさせるべきでなかったか。

  

それができるのは監督だけ。

指揮官たる監督が全ての責任を被ってやることだ

たとえ負けたとしても、だ。

 

ここで自分の監督経歴とかの「欲」が出なかったと言い切れるのか。

監督の欲のせいで、無言の圧力により高校生に自己犠牲を強要していなかったのか。

 

これで今後の吉田選手の投手生命に影響が出てみろ。

監督、あなたの責任は重いぞ。

 

周りの大人たちは無責任な期待と感動で自己犠牲を強要

そして秋田県民をはじめとする周りの大人たち。

勝戦後に感動した感動したってネットでもたくさん見たよ。

でも高校生たちはあなたたちを感動させるために野球をしているわけではない。

 

あなたたちが秋田県勢初の優勝とか、優勝旗が白河の関を越えるとか騒いでそれが野球をやっている高校生に何の影響も与えなかったのか。

無言の圧力をかけてなかったと言えるのか。

地元の過度な期待とやらで吉田選手は体調が悪くても投げざるを得ない状況に追い込まれてしまったのではないか。

自分の投手生命を犠牲にしてでも優勝旗を秋田に持ち帰らなければという心理にさせてないと言えるのか?

 

そして吉田選手が故障してもあなたたち大人は、悲劇のヒーローだ甲子園の投球で感動したとか言うだけで何の責任も取らないよな。

無責任な連中だ。

 

大人たちが自分たちの感動・満足のために高校生に自己犠牲を強要する。

甲子園開催期間にいそいそと甲子園球場まで通っているそこのお前、お前たちのことだ。

まじでヘドがでる。

だから私は甲子園がキライだ。

 

日本社会を見ているようだ

甲子園のことを延々と書いてきたけどね。

これ日本社会全体に言えるから。

 

朝は満員電車で寿司詰め通勤しろ。

笑顔ができていないと機械が判定したら出勤とは認めない。

制服着ててコーヒー飲んでたらクレーム入れるからな。

残業は当然サービスでやれ。

休日出勤は当たり前だ。

有休はクイズに正解しないと取ってはダメ。

過労死するまで自分を犠牲にして働け。

 

そして何か起こったら自己責任で末端の首を切っておしまい。

絶対に上の者は責任を取らないのが日本社会。

責任の所在をあいまいにしているんだよな。

 

本当に日本社会は腐っているな。

弱い立場の者に自己犠牲を強要することで成り立つ社会。

まじ頭おかしいから。

 

社蓄と呼ばれながらも頑張っている皆様

私はそんな方々を尊敬する。

でももういいんじゃないか。

セミリタイアして楽になろうよ、ね。  

  

 

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