こんにちは
7月に入って周りの環境が変わった方もいらっしゃるかと思います。
でも、ここほど激変したところはないでしょう。
こちらのツイートをご覧ください。
香港は死んだ、、、
— くどけん (@kudoken9921) June 30, 2020
今朝の新聞上部真っ黒でびびった、、、 pic.twitter.com/NUsYNfKeAz
7月1日付の産経新聞朝刊の1面を画像として付けられています。
なんと上部が真っ黒。
そして、香港は死んだ、と。
なぜこんな風に新聞に書かれる事態になったかというと、6月30日に中国で「香港国家安全維持法」が成立したから。
この法律はあいまいな表現が多く、何が罪になるのかよくわからないところが多いですが、非常にざっくりと私が理解したところでは、中国に不都合な活動を香港で行った者は誰であろうと逮捕するという感じでしょうか。
日本で言うと、戦前の悪名高き治安維持法みたいなの?
この法律が非常にやばいのは、香港でではなく中国本土で成立したということ。
こんなのありなんでしょうかね。
逃亡犯条例で香港がデモの嵐が吹き荒れたときには、香港の当局が成立させるさせないという問題だったから香港内で抗議活動ができました。
でも今度は香港の頭越しに中国で決められましたから、そのプロセスに香港の人は関与することができません。
それなのに、この法律を根拠にして香港の人が逮捕されるという。
7月1日にもう10人がこの法律を根拠として逮捕されたようです。
逮捕者のなかには、「香港独立」という旗を持っていただけの人まで含まれます。
つまり、今後は香港では中国にとって不都合なことは何もできないということです。
この法律が成立したことにより、香港の民主化団体は主要メンバーが脱退したり、団体自体が解散したりしています。
日本語を話し、テレビの取材も多かった周庭さんも民主化団体を脱退したとのこと。
そうしなければすぐに逮捕されかねませんからね。
今後香港では、デモはおろか民主化要求等は一切できなくなるでしょう。
そういう意味では、「香港は死んだ」と言っても過言ではないです。
これに対して、ネットでは「香港に失礼」等という意見が見受けられましたが、みたところ発信元はほとんどが中国本土関連のアカウント。
こういうところまでネット世論操作を図るところが中国の薄気味悪いところ。
私は香港は、空港での乗り継ぎで降り立っただけです。
中国返還前に一度は行った方が良かったなあ。
もう西洋と東洋が入り混じったような独特な風景を見ることはできないと思うと残念です。
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