48歳からのセミリタイア日記

48歳でFIRE達成!! 国家公務員を辞めてただいまセミリタイア生活を満喫中です。生活、資産運用、旅行、その他いろいろ。

当サイトにはプロモーションが含まれます

中国北京旅行その2 激安ツアーにつきもの? 強制的にお店に連れて行かれた話

 

こんばんは

 

ネット規制が激しいかの国こと、中国への旅行について備忘録を残そうと思う。

 

ちなみに今回は大手旅行会社「阪※交※社」のツアーを利用した。

 

ツアーは世界遺産である天壇公園、紫禁城故宮博物院)、頤和園万里の長城をめぐるという3泊4日、料金は35000円という激安ツアー。

実際には燃油サーチャージと空港諸税その他で44000円ほどになった。

 

 

ツアー料金が安すぎる

今回私たちが行ったような激安ツアー。

普通に考えたら赤字必至。

福岡から北京までの航空代に四つ星ホテル3泊分宿泊代。

食事がホテル朝食入れて7回。

観光地入場料。

移動のための貸切バス代。

現地ガイド費用。

ホテル代だけでも予約サイトで確認したら同ホテル同条件で23000円ほどかかるのに。

 

この激安ツアーが成り立つのにはいくつかのカラクリがある。

 

まず日本から添乗員が付かない。

現地旅行会社の中国人ガイドのみ。

ほかの国より面倒くさそうな中国の入出国を自分たちだけでしなければならないのは大変だったがなんとかなったからいい。

それに現地ガイド、怪しい日本語を話す愉快なお兄さん(おじさん)だったから余り不自由は感じなかった。

 

一番の問題はいろいろな店に強制的に連れて行かれることだ。

1日あたり2箇所見当のお店が最初から予定に組まれている。

店からのバックマージンがないと激安ツアーが成り立たないのだろう。

安さと引き換えに観光時間が減ってしまうがやむを得ない。

 

今回連れて行かれたのはヒスイ販売店、掛け軸販売店、ラテックス寝具店の3箇所。

 

本当はもう1箇所シルク販売店に行く予定だったが、万里の長城にバスで向かっているとき高速道路が自動車事故で渋滞してしまい、 時間が相当タイトになってしまったので現地ガイドの判断で行くのを取りやめたようだ。

 

この3つの店を簡単に振り返ってみよう。

 

 

 

ヒスイ販売店

ヒスイの販売店北京市内中心部のなんとか民芸村みたいなところにあった。

 

店に入ると店の端に設けられている椅子を4、50並べている研修スペースみたいなところに座らされてヒスイについての説明を受ける。

その後、店の中をご自由に回ってくださいという感じ。

 

店員さんたちがてぐすね引いて待っていて、ほぼ1組の客に1人店員さんが付くマンツーマン状態。

今回のツアー参加者は60代の団塊世代夫婦という感じの人が多く、お金を持っているのか激安ツアーに参加するような人たちはヒスイなんて買わないだろうと思っていたら少なくとも1つは売れていた。

 

このヒスイ店での滞在時間は事前に貰っていたしおりによると40分とのことだったのだが、なかなか買ってくれる人がいなかったせいか店員は粘るし現地ガイドはのんびりタバコを吸っているしで店を出たのは一時間を優に超えた後だった。

 

このときこの現地ガイドに嫌な予感を感じたのだがそのあと嫌な予感が現実になる。

 

掛け軸販売店

観光を一箇所挟んで2つ目のお店に到着。

このお店は景山公園内にある。

店の外に清朝最後の皇帝だった愛新覚羅溥儀の弟、溥傑の写真を貼ってある。

この段階ではなぜこのような写真があるのかわからない。

店に案内されると、店の壁に掛け軸がたくさん飾られており、奥にえらそうな感じのおじいさんが座っている。

 

どうもこの店は書や絵の掛け軸を売る店のようだ。

最初に椅子に座ってお茶をごちそうになりながら溥傑の説明を聞く。

書で有名な人だったらしい。

 

そして説明の最後は奥に座っていたえらそうなおじいさんの説明。

愛新覚羅恒珏(あいしんかくらこうかく)氏という方らしい。

f:id:luna3018:20180606214716j:plain

説明する人はさかんにこの恒珏氏がすごい書画の先生だということを強調する。

なんか清の皇帝家の直径子孫でもし今清が存続していたら皇帝になっていたかもとかうんぬん。

 

そして絵の実演。

さらさらと書いていて確かにうまいけどね、買うほどのものかというと・・・

その後、売り込みタイム。

掛け軸1本が2万とか3万とか言ってたような(買う気がないのではっきり覚えていない)。

 

ここもしおりでは40分となっていたが、買う人が出るまでえらく店員が粘っていて結局また1時間以上滞在していた。

というか、買う人がいないと店から出してくれなさそうな雰囲気さえあった。

最終的に2人ほど掛け軸を買って(買わされて)いた。

 

ここで長居したおかげで時間がどんどんなくなり、昼ごはんの時間が遅くなるわ紫禁城故宮博物院)を時間がなく駆け足で回らないといけなくなった。

 

おまけにこの愛新覚羅恒珏氏、溥儀や溥傑からははるかに遠い血縁でほぼ他人

清朝の皇帝家であった愛新覚羅の子孫は現在数百人はいるらしいよ。

日本人向けに公式HPまで作っているからね、だまされないようにご用心。

 

ラテックス寝具店

f:id:luna3018:20180606215104j:plain

この寝具店は万里の長城に向かう途中に立ち寄った。

駐車場にはかなりの数のバスが止まっている。

どうも万里の長城に行くツアーバスはたいていここにトイレ休憩を兼ねて立ち寄るようで中国人向けのスペースと日本人向けのスペースをそれぞれ用意しているそうな。

f:id:luna3018:20180606224033j:plain

 

店内はいくつも説明のための部屋が設けられており、かなり広い。

その部屋で最初にゴムの説明とそれから作られるラテックス寝具の説明を聞く。

その後寝具を展示しているスペースに移動。

展示スペースもいくつもの団体が来ても対応できるように四角に仕切られている。

f:id:luna3018:20180606215338j:plain

このスペース、いやらしいことに椅子がまったくない。

その代わりにベットがたくさん並べてある。

マットレスと枕の寝心地を確かめてくださいといわんばかりに。

そしてベットに腰掛けると店員がマンツーマン状態で張り付いてきていろいろとセールストークが炸裂する。

 

すごいのは店員たち、みな日本語が達者。

下手したらガイドよりうまいかも?

 

値段は枕が8000円くらい。

マットレスはサイズによりいろいろだが、7万円から上はもっと高いって言ってたなあ。

 

恐ろしいことに私たちのツアーは30人なのだが、3人もマットレスをお買い上げ。

ツアー代金の倍以上の値段だよ。

よく店員に言われてほいほい買うなあ、おい。

だから日本人はちょろいと思われるんだろうなあ。

 

でもこういう人がいないと旅行会社もバックマージン出ないだろうし、私が買ったわけではないからまあいいか。

養分になりたい人はなればいいし。

 

 

 

おわりに

まあ安いものにはそれなりの理由があるという話だよね。

それなりの理由を理解したうえで賢く利用しよう。

いろいろとお店を連れ回されたがそれ込みでの旅行ということを分かって参加したのでどうってことなかった。

まあこんなパターンで買う気がないのにいつの間にか買ってた、というのが一番まずいパターンなのでそれをしないように注意しようね。

 

ブログ村ランキングに参加しています

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村