こんにちは
札幌市で11人が亡くなる火災が発生した。
亡くなった皆様には謹んでお悔やみ申し上げます。
亡くなった11人が入居していた建物は元旅館だったのを生活困窮者を支援する民間団体が借り受けて運営していたようで、築年数が古く入居者も生活保護者や障害者、高齢者だったようだ。
暖房は各部屋で灯油ストーブを使っており、屋内廊下に灯油補給のためにタンクを置いていたようである。
こういう大量の死者が出る火災が起こるたびに、貧困者が入居する建物が問題になる。
たいてい老朽化した防火対策が不十分な建物である。
今回の火災を受けてスプリンクラーを義務化とかの対策が提起されるのだろうが、根本的な解決にはならないだろう。
生活困窮者対策に取り組んでいる民間団体全般に資金が潤沢ではないため、古くて普通の人には見向きもされないような建物を使わざるをえないだろう。
そんな建物にスプリンクラー設置を義務付けても、民間団体が資金的に無理と考えて運営自体を止めてしまうこともありえる。
となると今後も定期的にこういう火災は起こる、というか今後はますます増えていくだろう。
セミリタイアした私であるが、持家があるわけではなく現在賃貸住まいである。
将来お金が足りなくなったり、高齢者に対する大家の貸し渋りに遭ったりしたら、こういうところしか入居するところがなくなるのかな、そして火災に遭って今回亡くなった方々と同じ末路を辿るのかなという恐怖に襲われてしまう。
我ながらメンタルが弱いと自嘲してしまうが、元々こういう性格なのであとは金銭面での不安を拭うべく、白鳥が水面下で足を忙しく動かしているように努力は怠るまいと自身に言い聞かせて精神安定を図ろう。
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